• 足裏の意識すべきは、母趾球でもかかとでもない? Vol.24


     

     

    『前重心?後ろ重心?』

    『かかとで着地?母趾球でターン?』

     

     

     

    ウォーキングやスポーツ時などに足の裏だけでも色々な意識ポイントがあります。

    トレーナーも色々な視点からアプローチを行います。

    身体の構造から考えたときに、脚からくる筋肉たちが必ず通過する大切なポイントが足の裏には存在します。

    それは足裏の内側、土踏まずや内側アーチなどと表現するエリアに存在する

    『内側楔状骨』(けつじょうこつ)です。

    身体のバランス、特に骨盤のバランスや身体の回旋に携わるほとんどの筋肉がこの『楔状骨』を経由します。

     

     

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    試しに

    この『楔状骨』を意識して足踏みをすると身体の中心側に意識が向きやすくなります。

    わかりにくい方は意識している時としていない時の両方で足踏みをしてみると分かるはずです。

    ヒールを履くときにも母趾球ではなく、この『楔状骨』を意識して歩くことで足首の安定が起こり、

    とても歩きやすくなります。

     

     

    専門的な話をすると、

    『内側楔状骨』と『中足骨』との間にある『関節包』に足関節を通過する『前脛骨筋』や『腓骨筋群』、『後脛骨筋』が付着します。

    『前脛骨筋』は内側から『腓骨筋群』は外側から付着し、滑車のように互いに連動し合っています。

    『前脛骨筋』は筋膜的な連結で『骨盤の前側』にたどり着き、『腓骨筋群』は『骨盤の後ろ側』にたどり着くため

    骨盤が前方回旋すると足関節は外反し、骨盤が後方回旋すると足関節は内反します。

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    つまり、『内側楔状骨』に重心の意識を持ってきてウォーキングやトレーニング、スポーツなどを行うことで、

    『足関節の安定、骨盤の安定につながり、上半身の運動がスムーズに行いやすくなります』

     

     

     

    『日常はどこに意識を向けるかで一変する』

     

     

    Personal Face Trainer

    -木村祐介-